【大阪 耳鼻咽喉科】風邪をひいたときに耳鼻咽喉科の受診がおすすめの理由｜大阪市此花区の「菊守耳鼻咽喉科」 花粉症ならアレルギー専門医に

風邪はどのような疾患？

風邪は「風邪症候群」という病気の一種で、鼻や喉、気管支などに炎症が起こっている状態を指します。主な症状は鼻水、鼻づまり、咳、痰、喉の痛み、だるさ、発熱などです。これらの症状は、ウイルスや細菌から身体を守ろうとする防衛反応によって引き起こされます。

風邪の主な原因であるウイルスはおよそ200種類以上存在するといわれており、それらのウイルスすべてに効果のある万能薬は存在しません。そのため、患者様一人ひとりの症状に合わせた治療を施し、適切な処方をすることが重要です。

放置は危険！風邪以外の疾患

「放っておけば治るだろう」と安易に考えるのはとても危険です。風邪だと思って放置したところ、実は他の疾患だったというケースもあるのです。

副鼻腔炎

ウイルスや細菌によって、副鼻腔と呼ばれる鼻の周辺にある空洞が炎症を起こす疾患です。症状としては鼻水や鼻づまり、咳、頭痛、後鼻漏などがあります。

後鼻漏は鼻から喉に流れる鼻水のことです。副鼻腔は鼻だけでなく、口や頬、歯など、顔の様々な部位に近いため、広範囲で痛みを感じる場合もあります。視力の低下や髄膜炎になる可能性もあるため、なるべく早い段階での治療が求められます。

扁桃炎（扁桃腺炎）

ウイルスや細菌の感染によって喉の扁桃腺が腫れて炎症が起こります。扁桃腺が腫れることで膿が溜まり、38度以上の高熱が出たり、水や食事を摂れないほどの激しい喉の痛みを感じたりします。

扁桃腺周囲炎や扁桃周囲膿症などになると、外科的処置が必要です。点滴や入院が必要になるため、こちらも早めに治療を開始したいといえます。

中耳炎

耳の鼓膜部分にある中耳が炎症して起こる疾患です。急性中耳炎は、鼻水に含まれるウイルスや細菌が耳の中に侵入することで発症します。膿が溜まると激しい痛みや発熱を伴います。症状が進行すると、膿が耳の外に出てくる耳だれのリスクが高まります。特に小さなお子様は重症化や難治化しやすいため、再発を繰り返さないように対処しなければなりません。

風邪の症状は鼻や喉、耳などに多く発症します。そのため、本来は他の疾患にもかかわらず風邪だと思い、治療が遅れてしまうケースも少なくありません。鼻水や鼻づまり、咳、喉の痛み、耳の違和感などがある場合、まずは耳鼻咽喉科を受診しましょう。

大阪の菊守耳鼻咽喉科では、鼻・喉・耳などの疾患に対する治療を行っております。平日は19時まで、土曜日も13時30分まで診療に対応しているため、日中は忙しいという方もお気軽にご来院いただけます。