良性発作性頭位眩暈症(りょうせいほっさせいとういめまいしょう)の治療
2013.6.4
「良性」といわれるように、一般には比較的早いうちにめまいはなくなります。めまいが少し軽くなってきたら積極的にめまいが起こりやすい頭の位置をとるといったリハビリテーションをすることも治癒を早めます。また最近では、頭位変換療法と呼ばれる、遊離した耳石を元にもどす方法が開発され、良好な成績を上げています。
有効な理学療法としてブラントーダロフ法というものがあります。これは頭部を激しく動かすことによって、遊離した耳石を動かして、元あった耳石器内に戻すのを期待する方法です。以下の1~7の手順5往復程度を1セットとして1日に2~3セット行います。
ブラントーダロフ法
※倒れても安全な場所で行いましょう
- まっすぐ前向きに座る
- 1~2秒かけてゆっくりと右の方へ倒れる。目線は45度斜め上方を見る
- 30秒、またはめまい感がなくなるまでそのまま
- 1~2秒でもとの姿勢に戻り、そのまま30秒
- 反対側(左)に1~2秒かけてゆっくりと横になる。目線は同じく45度斜め上方
- 30秒、またはめまい感がなくなるまでじっとしている
- 1~2秒でもとの姿勢に戻り、そのまま30秒
〈良性発作性頭位眩暈症(りょうせいほっさせいとういめまいしょう)の他の説明〉
- 良性発作性頭位眩暈症(りょうせいほっさせいとういめまいしょう)
- 良性発作性頭位眩暈症(りょうせいほっさせいとういめまいしょう)の症状
- 良性発作性頭位眩暈症(りょうせいほっさせいとういめまいしょう)の原因