外傷性鼓膜穿孔が起きるしくみ
2013.5.18
鼓膜が破れる原因には、直接何かが当たって破れる場合、外耳道気圧の急激な上昇・下降によって破れる場合、頭部外傷で側頭骨骨折に伴って破れる場合の3通りがあります。
また、直接何かが当たって破れる場合や頭部外傷で側頭骨骨折に伴って破れる場合は直達性穿孔(ちょくたつせいせんこう)と呼ばれ、外耳道気圧の急激な上昇・下降によって破れる場合は介達性穿孔(かいたつせいせんこう)と呼ばれます。
このうち、鼓膜が直接破れる場合は、耳かきをしているときに誤って耳かきの棒や綿棒が奥に入ってしまうということが最も多いケースです。外耳道気圧の急激な変化で起こる例としては、平手で耳をたたかれたケースが最も多く、次に、ボールが耳に当たったケースなどです。
〈外傷性鼓膜穿孔の他の説明〉