耳管機能異常が起きる仕組み
2017.6.7
耳管狭窄症の原因として小児期に多いのは、耳管の鼻側の出口(耳管咽頭口)付近にあるアデノイドが肥大して耳管開口部がふさがれている場合です。他にも鼻水で耳管開口部がふさがれている場合、副鼻腔炎で粘膜が腫れ、耳管が狭くなっている場合などがあります。成人では上咽頭(耳管の鼻側の出口のあるところ)の腫瘍で耳管開口部がふさがれている場合もまれにあります。
耳管開放症は周囲の脂肪組織の影響を受けます。脂肪組織が少なく耳管が閉じようとしても管の内側に隙間が開いてしまうことなどがあります。これは急激に痩せた時などに起こります。
〈耳管機能異常(耳管狭窄症、耳管開放症)の他の説明〉