滲出性中耳炎はどんな人がなりやすい?
2014.3.10
滲出性中耳炎は耳管の機能を傷害する病気が原因となります。耳管の働きが未熟でかつアデノイドが増大する乳幼児に最も多く全体の約90%を占め5~7歳頃がピークです。小児ではかぜや急性中耳炎に続いて起こったり、副鼻腔やアデノイドの慢性炎症と一緒に起こることが多いです。
また耳管の機能が衰える高齢者にも多く発症します。アレルギー性鼻炎や急性鼻炎、副鼻腔炎にかかったあとに発症することもあります。また、比較的まれですが、上咽頭がんでも滲出性中耳炎が初めの症状になることが多く、特に成人の滲出性中耳炎では注意が必要です。
〈滲出性中耳炎の他の説明〉
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- 滲出性中耳炎の起こるしくみ
- 滲出性中耳炎はどんな人がなりやすい?
- 滲出性中耳炎が治りにくい危険因子
- 滲出性中耳炎の症状
- 滲出性中耳炎の治療
- 滲出性中耳炎の治療:薬物療法
- 滲出性中耳炎の治療:鼻処置
- 滲出性中耳炎の治療:耳管通気
- 滲出性中耳炎の治療:鼻すすりの禁止
- 滲出性中耳炎の治療:鼓膜切開
- 滲出性中耳炎の治療:鼓膜換気チューブ留置
- 滲出性中耳炎は治りやすい?
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