滲出性中耳炎の起こるしくみ | 大阪市此花区の「菊守耳鼻咽喉科」 花粉症ならアレルギー専門医に

滲出性中耳炎の起こるしくみ

2014.3.8
~日耳鼻宮城県地方部会より~

~日耳鼻宮城県地方部会より~

鼓室と鼻咽腔(鼻腔(びくう)のつきあたりで、口を開けた時に見える口蓋垂(こうがいすい:いわゆる「のどちんこ」)、および扁桃(へんとう:正しくは口蓋扁桃)の後上方の部位)は耳管という管でつながっており、耳管によって中耳の中の圧力の調節と中耳粘膜からの粘液の排泄が行われています。通常はここから鼓室に空気が入ってきますが何らかの原因で耳管が詰まって耳管から空気が入ってこなくなるとどうなるでしょう。鼓室から空気が抜けた状態となり、鼓室は陰圧(いんあつ:通常の気圧よりも低い状態)となってしまいます。すると鼓膜は内側に引っ張られたようになります。この状態を鼓膜が陥凹(かんおう)したと表現します。また、鼓室の内側を覆っている粘膜からは浸出液がにじみ出てきます。このような状態を滲出性中耳炎といいます。

 

〈滲出性中耳炎の他の説明〉

 

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