PM2.5に有効な予防策 | 大阪市此花区の「菊守耳鼻咽喉科」 花粉症ならアレルギー専門医に

PM2.5に有効な予防策

2017.6.6

図3PM2.5に有効な予防策

現在、各自治体では、住民に外出を控えるなどの注意喚起を発表するために、PM2.5の注意喚起のための「暫定的な指針」を設定しています。注意喚起の目安は、PM2.5濃度が、1日平均1立方メートル当たり70μグラムを超えると予測される場合、とされています。

自治体から注意喚起が発表された場合には、PM2.5の吸入をできる限り避けるため、不要不急の外出は控え、呼吸量が増えないよう、長時間の激しい運動も控えましょう。また、屋内にいる場合でも、注意喚起中には窓を閉め、屋内のPM2.5濃度を低くするように努めましょう。外出する際には、高性能防塵マスクを利用することも有効です。また、帰宅後は手洗い・うがいをかならず励行します。

しかし、慢性的に呼吸器やアレルギー性の疾患を持っている人や、子どもや高齢者など体力の低い人においては、PM2.5濃度が20μg/㎥以上になると、発作を起こしたり、症状を悪化したりする恐れがあると言われていますので、注意喚起の有無に関わらず注意が必要であり、本人または周囲の人が、何か異常を感じたら、早めに病院で診察を受けるようにしましょう。

PM2.5を始めとする大気汚染物質濃度の状況については、環境省の大気汚染物質広域監視システム「そらまめ君」や、各自治体のPM2.5 関連情報サイトなどで観測値が公表されていますので、日ごろから留意しておくことも対策の一つです。

 

<PM2.5の他の説明>

 

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