PM2.5濃度に関する環境基準値
2017.6.5
PM2.5濃度に関する環境基準値
国民の懸念を受け、環境省はPM2.5濃度の観測を進め、2009年にPM2.5の環境基準を設定しました。この環境基準値は、1年の平均が1立方メートルあたり15μグラムであること、かつ1日の平均が35μグラム以下であることとされています。
日本では、あらゆる環境整備の制限などから、PM2.5の年間の平均濃度は年々減少傾向にあります。しかし、近年、大気汚染問題が深刻な中国から排出されたPM2.5が、大陸から偏西風に乗り、日本へまで越境飛散していることが報告され、日本各地で高濃度のPM2.5が観測される日が相次ぎ、日本においても人々の健康に被害を及ぼす可能性があると懸念されています。また、ここ数年の観測データから、PM2.5濃度は、西日本で特に高くなりやすく、また、季節においては冬から初夏にかけての期間が高くなりやすい傾向がある、ということが分かっています。
<PM2.5の他の説明>