PM2.5とは
2017.6.1
PM2.5とは
大気中には、ほこり、花粉、砂塵など、いろいろな粒子が存在しています。「PM2.5」とは、そのような大気中浮遊粒子のうち、大きさが2.5μm(マイクロメートル)以下のものを指します。「PM」とは、゛Particulate Matter(粒子状物質)″という英語の頭文字を取ったもので、「2.5」とは、その大きさが2.5μm以下であることを表しています。1μmとは、1ミリメートルの1000分の1の大きさで、例えば人間の髪の毛の太さのおよそ30分の1の大きさです。肉眼では確認することはできません。
PM2.5は、人為的にできるものと、自然に発生するものとがあります。人為的にできるPM2.5のおもな発生源は、固定燃焼発生源(工場からの排煙等)・移動燃焼発生源(自動車・船・航空機などからの排気ガス)・固定蒸発発生源・生物農業起源などです。自然にできるPM2.5としては、火山の噴煙や山火事、砂埃などがあります(一次粒子といいます)。また、PM2.5は、大気中でガス状の物質が光やオゾンと化学反応をすることによって、二次粒子として発生することもあります。このようにPM2.5は、起源や発生方法が異なりますので、その組成成分も多様です。
<PM2.5の他の説明>