滲出性中耳炎の治療:鼓膜換気チューブ留置
2014.3.20
鼓膜換気チューブ留置
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鼓膜に換気チューブを留置することになるのは、3~6か月間の薬や鼻処置などでの保存的治療によっても良くならない場合、アデノイドの切除、鼓膜の切開を行っても無効な場合、難治化が予想される場合に行います。シリコン、テフロンなどの小さい管を鼓膜を切開した穴から中耳に向かって挿入し留置します。これにより中耳に溜まった貯留液の排泄や内耳の中の陰圧の改善に役立ちます。
- チューブが自然に取れてしまう場合もありますが、チューブは入れてから2年を目安に外します。チューブを外すと普通2~3週間で鼓膜の穴は閉じますが、5~20%でチューブを入れていた鼓膜の穴が閉じずに残り石灰化します。
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