子どもの鼻血の正しい止め方
2014.4.29
子どもの鼻血の正しい止め方
鼻血の止血方法はキーゼルバッハ部位を圧迫することです。具体的には親指と人差し指で小鼻をしっかりつまんで左右から鼻中隔(鼻の穴の左右の仕切り)を挟み込むように圧迫します。10分程度圧迫すると鼻血は止まります。
この時、子どもは座らせて軽くうつむいた姿勢にし、口の方へ流れ込んだ血液は飲み込まず吐き出させてください。座るのが難しければ横向きに寝かせても構いませんが、仰向けに寝させると、のどに流れ込んだ血液を飲んでしまい、後で気分が悪くなったり、吐いたり、お腹が痛くなることがありますので、注意してください。血液を飲み込んでしまった場合には、気分が悪くなったり、お腹が痛くなったり、ときに血の塊を嘔吐する可能性があります。また、排便ではタール便が出ることがありますが、飲み込んだ血液が排泄されたものですので心配はいりません。
また、止血の方法で鼻の付け根をつまんだり、首の後ろをたたくなどの行為は根拠がなく、止血の効果はありません。圧迫で止まらない場合は、キーゼルバッハ部位以外からの出血や、血液疾患など全身の病気が原因の可能性がありますので、耳鼻咽喉科を受診しましょう。
<子どもの鼻血の他の説明>