2011年に大流行した手足口病
2013.12.9
2011年に大流行した手足口病
2011年には例年よく見られる症状とは違う手足口病が大流行しました。症状は高熱とヘルパンギーナのような軟口蓋(なんこうがい:口腔の上奥の部分で、前方の硬口蓋に続く軟らかい部分)から頬の粘膜にかけての粘膜に発疹ができ、大きなみずぶくれを伴う発疹が手足の皮膚にできることから始まりました。続いて発疹はおしり周辺から体や顔に広がり、回復期には水疱瘡のような痂皮(かひ:かさぶた)になり、手のひらと足の裏の皮が剥がれ、爪が剥がれた児もいました。ウイルスの型を調べるとコクサッキーウイルスA群6でこれが初めての流行でした。
<手足口病の他の説明>