手足口病の症状
2013.12.6
手足口病の症状
ウイルスに感染して3~5日の潜伏期間の後、発疹が口腔(口)の粘膜および手のひら、足の甲、足の裏、ひざ関節、ひじ関節に群れを作って現れ、その周りは充血します。また発疹は時に手足全体さらにお尻にも現れることもあります。
発疹は丘疹(きゅうしん:発疹が皮膚面から隆起した状態)と小水疱(小さなみずぶくれ)からなり、水疱(水ぶくれ)はその後破れて潰瘍になります。大きな水疱(みずぶくれ)では強い痛みを伴うこともあります。口の発疹は舌、頬粘膜と唇粘膜に主にみられ、舌に大きな潰瘍を伴うこともあります。手足の水疱は痛みや痒みもほとんどなく、多くの場合子どもは元気です。軽い発熱が3分の1程度の症例にみられますが、高熱が続くことはあまりありません。
口の中と同時に手や足に出現する小水疱や丘疹が特徴的で手足口病という名前がつきましたが、必ずしも口と手と足の全てに発疹が出来るとは限りません。
<手足口病の他の説明>