真珠腫性中耳炎(しんじゅしゅせいちゅうじえん)
2013.6.24
慢性中耳炎には単純性化膿性中耳炎(たんじゅんせいかのせいちゅうじえん:慢性中耳炎)と真珠腫性中耳炎(しんじゅしゅせいちゅうじえん)がありますが、ここでは真珠腫性中耳炎について説明します。
真珠腫性中耳炎は耳管機能が悪い人に起こる病気で、中耳に外耳道の上皮(皮膚の上の層)が侵入して中耳に耳垢が蓄積し、そこに細菌感染などの炎症が生じて周囲の構造物を壊して増大する病気です。顔面神経麻痺、めまい、髄膜炎などが起こることがあります。治療は手術により真珠腫と侵入した上皮を摘出することが原則となります。
〈真珠腫性中耳炎(しんじゅしゅせいちゅうじえん)の他の説明〉
- 慢性中耳炎(単純性化膿性中耳炎(たんじゅんせいかのうせいちゅうじえん)、真珠腫性中耳炎(しんじゅしゅせいちゅうじえん))
- 真珠腫(しんじゅしゅ)とは
- 真珠腫性中耳炎の誘因・原因
- 真珠腫性中耳炎の病態
- 真珠腫性中耳炎の症状・臨床所見
- 真珠腫性中耳炎の検査と治療