慢性中耳炎が起きるしくみ
2013.6.18
急性中耳炎は鼻咽腔から耳管を通って病原体が入ってくることが原因となりますが、慢性中耳炎では、耳管を通って病原体が侵入するほかに、鼓膜の孔(あな)から病原体が侵入して中耳が細菌に感染するという、二通りの感染経路があります。
鼓膜に孔が開いていることで常に中耳は外気にさらされています。中耳炎膜はわずかの刺激で炎症を起こし感染しやすい状態です。細菌感染の結果膿が生じ、鼓膜の孔から外耳道に耳漏(みみだれ)が出てきます。