メニエール病の原因
2013.6.9
メニエール病の特徴的な内耳の病変は内リンパ水腫(ないりんぱすいしゅ)です。内耳(ないじ)を満たしている液体である「内リンパ」が増え過ぎた状態を内リンパ水腫と呼びます。この内リンパ水腫のできるきっかけは内リンパの過剰生産か、内リンパの吸収障害によるものか、またそれ以外が原因であるのか不明です。
メニエール病の原因は内耳の内リンパ水腫とされていますが、その原因には以下のような種々のことが想定されていますが詳細はいまだ不明です。しかしこれはメニエール病の本体が実はそういった多くの原因からなり、またそれらの最終的な疾患であることを示しているというのが真相と言えるでしょう。
- 自己免疫説
- 前庭水管、内リンパ嚢の形成、機能異常説
- 自律神経の緊張異常説
- 水分・塩分代謝障害説(バソプレシン等による)
- アレルギー説
- ストレス学説
- 感染説